加太の早春賦の一つ🌸淡嶋神社の針供養が行われました。
連日の記録的な寒波の影響で北陸路は歴史的な豪雪で車が動けなくなるなど大きな被害が続出。これ以上の被害が出ないよう祈るのみです。
今日の加太はお天気も良く紀淡海峡は比較的穏やかで、寒さも、ちょっとばかり和らいだかなーと早春を感じさせる一日でした。
今日2月8日(木)は当館のすぐお隣の、加太淡嶋神社では午前11時から神前でおごそかに針供養が執り行われました。
1年の間に折れたり曲がったりして使われなくなった縫い針やまち針などに感謝と縫製技術の向上など思いを託して針塚に奉納する同神社の春を迎える行事の一つです。
境内にはアマチュアカメラマンや服飾関係の女性の方々それに報道関係者が本殿で行われている神事と針塚に奉納する瞬間を人目見ようと集っていました。
本殿での神事が終わり巫女さんによって 恭しく運ばれた針は針塚の前の式台に並べられ祝詞が流れる中で、張り詰めた空気の中にも春を感じさせる厳粛な行事にいつもながら連綿と続く歴史の重みを感じづにはいられませんでした。
人形たちも見守りながら・・・粛々と神事は進みゆく・・・
IT機器の進歩で縫製そのものが機械化され、昔のように一針一針心を込めて縫いあげると言った作業自体が消えつつあり、その上、高齢化の世相に押され、年ごとに参拝者の方々も減少して きていると聞くと、ややさびしい思いがしますが、古き世の時代から続いている伝統行事は絶やしてほしくないと祈らずにはいられませんでした。
針塚に収められたのち、塩をかけられ、やがて土に帰って行く・・・ゆっくりと時が流れて・・・
淡嶋神社では来月の3日(土)正午から雛祭(ひな流し)が執り行われます。
今年は土曜日なので他府県からも大勢の観光客で賑う事が予想されます。
トップページのギャラリーに、3年前(平成27年)の雛祭(ひな流し)の案内をさせて頂いています。ご来社の参考にご覧いただければ幸いです。
→ もうすぐ雛祭りです。
当館でも雛祭に併せたお料理で皆様方をお迎えできればと思い、お料理(ひな御膳)で、おもてなしをと考えています。
お料理は当日限定で数に限りがありますので品切れの節はどうかご容赦下さいませ。(事前にご予約頂ければ幸いです)
加太は着々と春を迎えようとしています。まさに春隣の季語にふさわしい季節です。
是非、当地加太にお越し下さいませ。
スタッフ一同こころよりお待ち致しております。